日本のそして南知多の特別支援教育は大変おくれています。
まず、特別支援学校の基本的な「設置基準」が国として策定されていません。そのため、全国各地の学校数も少なく、大規模校ですし詰め教育が強いられ、子どたちも教師も悪銭苦闘して苦しんでいるのです。そして全国の各学校の特別支援学級教育も専門家の指導体制が必ずしも受けられないものとなっています。
ある先生の話です。「小学校の特別支援学級を担当しています。私は、教科教育の教員免許だけで、特別支援教育の免許を持った専門家でもなく正直とまどっています。研修をもっと受けたいです。」
今学校には、知的障がいや自閉症の子どもたち、情緒障がいそして、学習障害児の子どもたち、多動症の子どもたち、肢体不自由等様々な困難をかかえた子どもたちが入学してきます。
現在、以下のような特別支援学級での教育の問題点・課題があげられるのではないでしょうか。
• どの子が特別な支援が必要か、判断がむずかしい。(学習障害なのか 学力不振なのか?)
• 専門機関でないと、支援の詳細がわからない。
• 要支援を受け入れない場合がある。(保護者、本人)
• 要支援の子どもが複数在籍する場合、教師 一人で対応困難。
・特別支援教育の免許を持った専門的な教員が少ない。
・学級をサポートする支援員の配置も充分な個別対応までいたっていない。
専門的な判断・支援のむずかしさ、理解啓発のむずかしさが今の特別支援学級の困難をを増幅しています。
特別支援学級の教育で、まず今やらねばならない条件整備はなんでしょうか?
● 特別支援学級は専門性のある特別支援の免許をもった教員の配置(市町村の責任で配置できます。)
● 障がい児をかかえる家族を支える体制の整備
● 障がい児の学童保育の整備
●支援学級をサポートする人の配置の増員